ウィッグは高級素材のお洋服と同様、丁寧なお手入れが必要なアイテムです。
日常使いのウィッグから、とっておきのお気に入りウィッグまで、大切に長く使いたいものですよね。
艶が落ちて絡まってしまった時の対処法や、ウィッグの寿命、捨て方などのアイデアと情報をお届けします。
ウィッグが傷むなんて考えてなかった!と途方に暮れ、お手入れ方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
ウィッグが絡まるときの対処法!
人毛のウィッグでも、人工毛のウィッグでも、あらゆる場面での刺激により、傷んでしまったり、絡まってしまったりするのは天然の髪の毛と同じです。
大きな原因のひとつは摩擦などによる静電気。
肩や背中の洋服との摩擦や、乾燥した外気や風などで発生する静電気はウィッグの大敵です。
ブラッシングケアの際大きく影響するのは、ブラシの素材です。
プラスチック製は静電気が起こりやすいので、木製ブラシやマイナスイオン・ミネラル配合ブラシなど、ウィッグケアにピッタリのアイテムを用意しましょう。
まずは、絡まった部分を優しく指でほぐしてから、目の粗いブラシやコームで[毛先から]とかしていきます。
きつく絡んでしまっている部分は、無理にブラシを通すと頑固な塊になってしまうので、一束一束コームの柄の部分や指を使い、バラすイメージでほどいていきましょう。
パサついたウィッグをそのままとかすとダメージが進行してしまい、すぐに絡まる原因になるので、ブラッシングする時は専用のオイルを使用することがおススメです。
オイル効果でブラシの通りもスルスルになって、ウィッグのツヤも戻り、心地良い仕上がりが実感できますよ。
ロングウィッグは特に絡まりやすく、お手入れが大変ですよね。
サラつやの美しいウィッグを楽しむために、優しく丁寧なお手入れをして下さいね。
ウィッグには寿命がある?
ウィッグはどのくらいもつのか、いつまで使えるのか気になります。
日常使いで毎日着用している場合は、およそ2年ほどで、長くもって3年くらいが寿命のようです。
新しく生え続ける髪の毛と違い、同じウィッグ(繊維)を毎日使用していると、どうしてもダメージが避けられないということですね。
また、毛髪部分のダメージだけでなく、ベース部分の損傷なども寿命に関係してきます。
ネットが切れてきたり、ヨレヨレと弱くなっている部分がないか確かめてみてください。
ウィッグの寿命に関わる扱い方に、保管方法もあげられます。
使用後のケアをきちんとしてから、直射日光の当たらない場所に形を整えてしまってください。
きちんとケアをしていても型が整いにくくなり毛質が悪くなってきたら、ウィッグ専門のサロンでメンテナンスを受けることがおススメです。
傷んでからサロンに行くのではなく、定期的にケアをしてもらうのも良い方法です。
大切なウィッグを長持ちさせるためには、優しく丁寧なメンテナンスとケアは必須です。
ウィッグを捨てるときの注意
基本的には、ウィッグは家庭ごみとして処分できます。
人毛ウィッグは可燃ごみ、人工毛ならプラスチックごみという仕分けです。
頭皮にあたる部分の素材でも仕分け方が違ってくるので気を付けましょう。
ちなみに人毛と人工毛の混合ウィッグの場合は、プラごみになるそうです。
いずれも、地域や自治体の仕分け方法や処分方法を確認して捨てるのが良いですね。
私の地域では、分離できない混合しているものは可燃ごみ扱いになっています。
そのまま半透明のゴミ袋に突っ込むと、なんだか見た目が怖いゴミになってしまうので、紙袋や布などに包んで捨てる気遣いがあると良いと思います。
ウィッグの持ち運びをする時の方法
セット済みのウィッグを崩れないように、できればコンパクトに持ち運びたい時は、専用のウィッグスタンドとウィッグバッグがとても便利です。
ウィッグスタンドは、いくつか持っているとウィッグをケアする時や、一時的な置き場としても使え、折りたためるものであれば、使わない時は小さく収納することができます。
また、そのまま置くだけでおしゃれな部屋に見える素敵な帽子スタンドもおススメです。
マネキンヘッドはウィッグのセットに、イメージが作りやすくて良いですね。
◇ウィッグスタンド商品例◇
《楽天市場・折りたためるウィッグスタンド》
ウィッグ スタンド【折り畳み可】ウイッグ かつら コスプレ 専用スタンド ZDSTD
《楽天市場・おしゃれ帽子スタンド》
《楽天市場・マネキンヘッド各種》
ウィッグハット/キャップディスプレイマネキンマネキンヘッド取り外し可能な木製スタンド付き – 肌
セットアップしたウィッグはけっこうな大きさになるので、問題はスタンドごと何に入れて持ち運ぶかですが、専用のボックス型のウィッグバッグが一番安全で安定していると思います。
《Amazon・ウィッグバッグ》
専用のバッグやスタンドを揃えなくても、100円ショップで代用品となるような、大きなカゴや箱、マネキンヘッド、エコバッグなどを上手に利用している人もたくさんいるようです。
毎日頻繁に使うものではないから、あまりお金をかけたくないな、という場合は、おうちにある段ボールやアウトドア用品も組み合わせ方次第で、ウィッグ持ち運びアイテムに利用できるかも知れませんね。
まとめ
お気に入りの素敵なウィッグを長く大切に維持して楽しむには、自分磨きのように日々のケアが大切なんですね。
ウィッグを購入してからサヨナラする時まで、優しく丁寧に扱って、色々な自分表現を楽しんで下さいね。